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私(池田)の司法書士試験勉強法

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司法書士の池田です。

私が司法書士試験に合格したのは、2023年度の試験(最終合格者発表:2023年11月10日)でした。

ということで、今回は私の司法書士試験に対する思いや、合格したときの勉強法について、お話ししたいと思います。

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受験した思い

現在から23年前の話ですが、行政書士試験に合格した勢いで、司法書士試験も合格を目指して予備校で勉強しましたが、2回目の受験で燃え尽きてしまい、司法書士とは全く別の道を進むことになりました(ここで1度は司法書士試験の受験を諦めました。)。

数年ほど経ってから、今度は社会保険労務士を目指すことになり、試験も合格までたどり着くことができました。

運良く社会保険労務士試験に合格したので、このまま社会保険労務士として生きていくだろうと思いながら、日々を過ごしていましたが、司法書士事務所の看板を見る度に、諦めたことを後悔するようになりました。

残りの人生を司法書士としても仕事をする人生と、このまま社会保険労務士だけの人生とを考えたときに、もう一段上のステージとして、司法書士としても仕事ができる人生の方を選びました。

そして、2020~2021年頃から受験に再燃することになりましたが、時間や学費等を捻出することが困難であったので、今回のリベンジ受験は独学で1回合格を目指して、受験勉強を開始しました。

私が合格するにあたって、決めたことがあります。

それは、どんな状況でも試験当日までは、勉強時間ゼロの日は作らないということでした。

1日でも勉強しない日があれば、合格できない資格試験だと考えていたからです。

実際、コロナウイルスに感染して入院していたときも、問題集を一冊だけ持って行き、分からないまま、問題を解いていました。

使用したテキストや問題集

テキストと問題集は書店で販売されているものを購入しました。

いろんな種類があり、インターネットやユーチューブで情報収集をして、テキストは早稲田経営出版の「オートマシステム」にし、問題集は伊藤塾の「伊藤塾セレクション 司法書士過去問」にしました。

伊藤塾の問題集にしたのは、全科目が4冊にまとめられており、費用がかからず、また、解説もきちんと記載されていたというのが理由です。

記述問題対応として、これも伊藤塾の「うかる!司法書士記述式答案構成力 不動産登記 商業登記」シリーズと、LECの「司法書士 合格ゾーン 記述式過去問題集」を選びました。

伊藤塾の記述問題集にしたのは、解法が自分にあっていたというのが理由です。

LECの過去問集は、1回目の受験(2022年)では不合格で、記述の勉強方法に悩んでいたときに、LECの講師の方から勧められたので、追加しました。

勉強方法は

私は仕事を掛け持ちでしていました(社会保険労務士と行政機関の非常勤職員)から、まずは勉強時間の確保と勉強方法をどうするかを考えました。

勉強時間の確保として、出勤前の朝の時間と昼休みの時間を使うようにしました。

帰宅後には家事をすることもあるので、その時間に勉強できないかと考えていたときに、ユーチューブの「会社法演習講座」に出会い、会社法については時間があれば、それを視聴していましたし、民法については公務員受験生用のユーチューブを何度も視聴しました。

勉強方法については、過去の受験時代(23年前)にしていた誤った勉強方法と自分の弱点を把握できていたので、それを修正することから取り組みました。

私の誤った勉強方法とは、過去問のみを15回ほど繰り返していたことでした。

テキストを読み込んでいないので流れがつかめず、過去の受験(23年前)では基準点にも届かない結果でした。

そのために今回の受験では、テキスト中心の勉強方法にしました。

テキストは慣れることが大事だと思っていたので、苦手な部分などをスマホに吹き込んで、散歩中などに何度も聴き返しました。

また、会社法と商業登記法が苦手だったので、前述のユーチューブを何度も聴いて、テキスト・過去問集を往復して勉強しました。

あと、勉強時間の管理として「スタディプラス」というアプリはよかったと思います。

ユーチューブの講師の方が、勉強時間の考え方をお話されていました。

そこには、動画等を聴き流している時間も、全て勉強時間に入れてくださいとのことでした。

机に座ってテキストを読むだけでなく、解けなくても問題集に向き合った時間も勉強時間ですというようなことを言われていました。

私は、その言葉どおり、全ての時間をカウントして、1500時間に達したときは、何とも言えない気分で、それからも勉強時間は延ばしていきました。

また、私が無駄に思える時間が、過去問集を解き、確認のためにテキストに戻ることがありますが、そのテキストの箇所を探す時間がかかってしまうことでした。

そこで、過去問集にテキストのページ数を記載して、その時間を短縮するよう工夫しました。

同じようにテキストに過去に出題された部分についても、チェックを入れるようにしましたので、テキストを読む際にも過去に出題された部分に意識をすることができ、効率アップになりました。

答練について

答練(答案練習)も受けましたが、全く点数が取れず、かなり落ち込みました。

講師の方からの助言ですが、答練の結果は気にしなくてよいです。

敢えて難しく出題されていますし、何より答練の成績が悪いとしても、本試験ではないので、あまり深く考えなくてよいと思います。

答練も過去の出題された問題から出ていますので、そこを落とさなければ大丈夫かと思います。

しかし、敢えて難しい出題がされる答練を受けたことで、本試験を意外に落ち着いて受けることができたのは、かなりの効果があったと思いました。

最後に(まとめ)

司法書士試験はテキストからしか出題されないと思ってください。

実際、お会いした講師の方やユーチューブで講義をされている講師の方も、同じことを言っておられます。

本試験では、これまで見たことがないような出題がされることがありますが、他の受験生も正解できないと思いますので、まずは基本を落とさないことが大事です。

また、受験にあたっては、家族を初めとする周りの方々のサポートがあって受験できることを感謝してください。

最後に、合格にあたって私がしたことを以下にまとめましたので、少しでも司法書士試験の合格を目指している方のお役に立てれば幸いです。

1.本試験日までは、とにかく継続して勉強する。

2.講義を含め、聴いている時間も勉強時間に含める。

3.テキスト中心の学習を行う。

4.問題集にテキストの該当ページを記入する。

5.答練は受けてみる。

6.独学の方はユーチューブを利用してみる。

7.本試験はテキストの中からしか出題されない。

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